思考の違い
私は最寄りの駅まで自転車で通っていますが、駅の駐輪場は一日100円なんです。
それも駐輪場の職員さんに現金手渡しです。
おつりが発生するようなことは面倒くさいし、迷惑をかけてしまいます。
ですので、私は財布とは別に100円玉入れを持ち歩いています。
そして100円玉が切れないように常に10枚以上入っています。
雨がいつ降るかわからないから折り畳み傘はいつもカバンの中。
絶対降らない快晴の日でも一度取り出すと入れ忘れる可能性があるので、入れっぱなしです。
それどころか、朝から雨が降っていて、長い傘をさしている日すらカバンに傘が入っています。
充電が切れると嫌だから充電ケーブルとモバイルバッテリーも必須。
そうして、私の荷物はどんどん重くなります。
実は荷物が多い人と少ない人には思考の違いがあるんです。
私は荷物が多い人の思考は、リスク回避型。
必要最低限の荷物で行動できる人は目的志向型。
晴れた日に折り畳み傘を持っているか聞いてみてください。
そんなところからその人の思考のタイプがわかるかもしれません。
さて、何の話?と思った方もいるかと思います。
思考のタイプはリスク回避型と目的志向型だけではありません。
他にも様々なタイプわけがあります。
ですが、それぞれを解説したいわけではありません。
伝えたいことは、クライアントさんの思考のタイプがあなたと違うかもしれないということです。
例えば、あなたが私と同じリスク回避型だとします。
クライアントさんが忘れ物が多いことを悩んでいて、何とかしたいと思っていてあなたに相談してきました。
このクライアントさんが目的志向型だった場合、あなたの思考とタイプが違うのでリスク回避型の考え方で聞いていてはいけません。
目的志向型の場合、私のように荷物をたくさん持って歩くこと自体、理解ができないはずですから。
とはいっても様々なケースがありますよね。
それを全部把握しないとコーチングできないということはありません。
要は思考の違いがあるから、自分と同じではないんだということを前提にしていればよいということです。
これを聞いたあなたは、そんなの当たり前じゃないか、と思われたかもしれません。
ですが、コーチングセッションでクライアントさんのお話を聞いていると、自分の思考、それこそ思い込みをベースにした質問をしてしまうことが往々にしてあります。
そして、そのことに気づくことは難しいのです。
ですから最初は、相手の思考のタイプが全く違うものだ、くらいの意識でいた方が良いかもしれませんね。