お金を受け取ってはいけない!
実績のないコーチにとってハードルの一つがお金を受け取るということです。
あなたのコーチングセッションを受けてくれた方からお金を受け取れなければ収入になりません。
有料セッションを提案できなければ…
金額を伝えられなければ…
当たり前のことですが、お金の問題をクリアしなければプロコーチにはなれません。
かくいう私も最初にたった1000円受け取るのにとても時間がかかりました。
コーチングを始めた頃、私は知り合い相手に無料でセッションを行っていました。
無料セッションのお誘いも「練習に付き合って」というお願いスタンスでした。
このスタンスであれば「お願いします、受けてください。」とこちらに協力してもらう形なので自分の心の抵抗が少ないのです。
ですが、お金を受け取るとなると、練習というわけにはいきません。
たった1000円受け取るにも
「受け取って良いんだろうか?」
「このセッションに1000円の価値はあったのだろうか?」
「こんなので1000円も払ってもらって申し訳ない。」
そんな気持ちでした。
ときには「1000円くださいって言いづらいし、このまま払ってもらえなければ無料でもいいか…」そんなことさえ考えることもありました。
ちなみにセッションは主にカフェやホテルのラウンジで行います。
お茶代で1000円近くかかり、交通費も考えると1000円受け取っても赤字です。
それでも相手からお金を受け取る、となるとどうしても申し訳ない気持ちになっていました。
もちろん、受け取るときだけではなく、提案するときも
「一応1000円いただいているんですけど、それでも受けてくれますか?」
こんな感じです。
最初は知り合いに受けていただいていたのでそんな提案にも、快くOKしてくださいました。
ですが、もし初対面の悩みを抱えた人が助けを求めて会いに来たのに、こんな言い方をされたら・・・絶対に受けないですよね?
ですから、お金の問題は早めに解決しておく必要があります。
このお金の問題の原因は2点あります。
1点目は、自信のなさです。
もしあなたが提供するサービスに自信を持っていなければ対価を受け取ることに申し訳なさが生まれます。
実績のないコーチが自分のコーチングに自信がないのは普通のことです。
ですから、申し訳ないという気持ちを持ったとしても不思議ではありません。
しかし、相手(クライアント)からしたらどうでしょうか?
あなたがコーチングセッションを受けるとき申し訳なさそうに提案するコーチと自信に満ち溢れて提案するコーチ、どちらから受けたいですか?
少なくとも申し訳なさそうにしているコーチから受けたいという人はいないですよね。
ですから、最初は心がついていかなくても構いません。
わざと自信満々に提案してみて下さい。
役者さんになって演技をしている気持ちです。
どうしてもできない人は鏡を見ながら、あるいは身近な人に練習相手になってもらっても良いかもしれません。
自信満々に言える練習をしていると意外と自信がついてくる、そんなものです。
2点目については、次回お伝えしますね!
ではまた!!